肉離れでお困りの方へ・・・・
肉離れとは??
肉離れは、専門的な言葉でいうと「挫傷ざしょう」といいます。
この挫傷は損傷度合いにより、3つのカテゴリーに分けられます。
1度損傷 筋線維の微細な断裂、筋膜程度の損傷
2度損傷 筋線維の部分的な断裂、筋線維そのものが損傷されている
3度損傷 筋線維の完全な断裂、繋がっている筋線維の連続性が完全に損傷する
簡単に分けるとこんな感じです。
簡単に言えば、筋膜損傷 → 部分断裂 → 完全断裂、といった感じです。
今回の、ブチ、ボン、パン、などの音が鳴ったというのは2度以上が確定します。
その後、出血の有無でどの部分が断裂したかがわかります。
内出血を強く伴う肉離れであれば、筋自体の損傷です。
内出血が少なければ腱線維に近い組織の損傷です。
痛みはありますが、出血が多いほど早く治ります。
これは骨折などでも同じですが、出血すると血液の中にある組織を修復してくれる成分が壊れた組織を治してくれます。
逆に出血がない、もしくは乏しいけがの場合回復も遅くなる傾向にあります。
ですので、肉離れでも、痛みは強いですが、出血をしている方が早く治る傾向にあります。
処置方法は??
受傷直後は、アイシング、挙上、圧迫が基本ですが、2度~3度の場合は固定してしまった方が治りは早いかもしれません。
固定を嫌がる選手やコーチがおられますが、固定=筋力が落ちる、という概念は古いです。
受傷部位が治ろうとしているとき、すなわち出血が多く活発に組織が回復しているときに、痛めている部分を離すということは、かえって症状を悪化させます。
筋力は後からでもつけることができますが、治ろうとしている時期を逃すと損傷部位は治ることをやめ、その状態で症状が固定されてしまいます。
試合の時期やタイミングによりますが、固定し松葉杖をついている時期があった方が早く治るかもということを頭に入れておきましょう。
3週間ほどで、症状が改善してくるので、この時期から動作OKです。
もう少し早くから動かす選手もいますが、症状によりその辺は変わってきます。
当院での施術
当院では、受傷直後から患部付近を触ります。
触るといっても傷口をガシガシとマッサージをすることではなく、超音波や電療を使って組織回復を早めたり、周囲筋をマッサージすることで血流改善を図ります。
テーピング固定もいいですが、初期はサポーター着用の方が費用も安く、便利かと思います。
こんな感じの締め付ける強度を調整できる方がいいかと思います。
無理はせず、整骨院や整形に通いながら治していくようにしましょう。
0667554468